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ヤマザキマザック、EMO出展機 国内初披露

金型に再注力、自動化セル提案も

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  ヤマザキマザックは12月2日までの3日間、同社美濃加茂製作所で展示会「TOUCH THE FUTURE2018」を開催した。EMOショーで初披露した5軸加工機などの新製品を中心に24機種を展示。過去最高の3200人以上が来場した。
 同時5軸加工機「UD−400/5X」は、金型や医療機器分野で求められる微細・精密加工に特化した点をアピールした。4万5千回転の高速主軸を搭載。PCDボールエンドミルで面粗度0.07マイクロメートルに仕上げる様子を見せた。
 営業本部長の中西正純氏は「門型構造で贅沢すぎるぐらいの剛性を持たせている。これからEV化で金型の需要が増えてくる。新機種はこれまで傾注できていなかった金型分野に再度注力する姿勢のあらわれ」とした。
 「選択肢が多い方が喜ばれる」としたのは、モジュラーコンセプト設計で基本仕様を30種類から792種類へ大幅に増やした複合加工機「INTEGREX i−500」。最大加工径700㍉に対応する長尺・大径ワーク向けの機種として、歯車加工アプリケーションを使った実演を行っていた。
 多品種少量生産への対応も提案要素に挙げていた。多段式ワークチェンジャを搭載した同時5軸加工機では、工具収納数を最大505本まで後付けで拡張できる点を説明した。「マガジンをドラム型にすることで数の増減を可能にした。導入後でも生産状況に合わせてワークストッカも増やせる」という。
 CNC旋盤と多関節ロボットを組み合わせた自動化セル提案も注目された。搬送指示はCNC装置内の専用アプリにワークのサイズや形状などを入力するだけ。ワークの把握位置も設定可能。煩雑なティーチングを不要にした。コンパクトなフロアスペースと設置移設が容易な点も強調した。
 中西本部長は「狙いは多品種少量だ。大量な場合はガントリーで対応できるので1ロット5~10個を想定している。お客様の反応が良ければ、すぐにでも売り出したい。マシニングセンタにも展開できる」と話していた。

(2017年12月10日号掲載)