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YKKAP体感ショールーム、樹脂窓の性能を体感で理解

2020年に樹脂窓採用8割

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 窓の性能は数値やグラフでは、分かりくいもの。それを体感的に理解させてくれるのが、「YKKAP体感ショールーム」(東京都港区港南2-15-4)だ。
 ショールーム内の断熱体感ROOMでは、0~5℃の外気温を再現する巨大な冷蔵庫の中に、5つの断熱仕様の部屋が設置され、その断熱効果を体感とサーモグラフィではっきり知ることができる。
 例えば、最も断熱性能が低い昭和55年基準の部屋に入ると、エアコンは22℃設定なのに、窓に近づくほど冷気を感じる。窓は単板ガラス入りのアルミサッシで、窓ガラス表面の温度は約9℃、窓框はなんと2℃。スタッフは「結露が生じているのみならず、いくらエアコンをかけてもコールドドラフト(窓辺で冷やされた空気が床面に流れ込む現象)で、足元から冷えてしまう」と説明する。
 全5室とも暖房室とドア続きで、トイレや脱衣所などを想定した同じ断熱仕様の非暖房室が設けられているのも特徴。昭和55年基準の部屋の非暖房室の室温は8~10℃と取材した1月中旬昼間の外気温とほぼ変わらない寒さで、吸い込む息まで冷たい。この寒さの中で服を脱ぐのは、ヒートショックなど健康上の危険があるのは想像に難くなかった。
 同じ非暖房室でも、同社が推奨するHEAT20(2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会)G1レベルの2部屋では、ほっと一息がつける。非暖房室の室温は、同社のアルミ樹脂複合窓「APW310・311」を採用した部屋で約14℃。オール樹脂窓「APW330・331」で16℃にまで上がり、スリッパを脱いでも足先が全く冷たくない。
 こうした体感提案が人気を呼び、16年6月開設以来、同ショールームの1年間の来館者数は目標を4割上回る1万4000人を数えた。同社では、「プロユーザー(工務店や設計事務所、リフォーム店)向けに開設したが、顧客への提案の場としても役立っている。窓の性能への理解を深め、現時点で当社の木造戸建向け窓出荷の約2割に留まる樹脂窓の比率を、2020年までに8割(アルミ樹脂複合窓がうち半数)に上げたい」(広報)という。
(2018年1月25日号掲載)