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三井精機、MTF2018開催

5軸機Vertexを大型化、航空機向け需要が急拡大

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 三井精機工業(奥田哲司社長)は、1月23日と24日、本社川島工場(埼玉県比企郡)で恒例のテクニカルフェア「MTF2018」を開催し、主力事業である工作機械とコンプレッサそれぞれで新製品を披露した。開催前日、関東圏に4年ぶりの大雪が降った影響で来場者数は目標の1300人には届かなかったが、932人の来場をカウントした。MTF2018は1月30・31日に名古屋でも開催し1122人が来場、大阪でも2月6・7日に開催した。
 川島会場の開会式で奥田社長は今年が創業90周年の節目にあたり、中期経営計画で掲げた「魅力ある商品作り、リードタイム短縮、新事業展開」を推進すると説明。今秋JIMTOFでは新型のねじ研削盤を披露する予定と話した。続いて川上常務は直近三カ月の受注状況について「産機部門(コンプレッサなど)は業界では前年比110%だが当社は115%と好調。工作機械部門は業界が同148%に対し当社は198%と大きく伸びた」とした。
 奥田社長によると「工作機械では大型のトラニオンタイプ5軸マシニングセンタ(MC)のリピート受注が航空機関連を中心に国内外とも急増している」と言う。また古川参与は「国内の3重工も今年7月以降増産に動く計画。今年、大型含む5軸MCは航空機関連で期待が大きく、工作機械メーカー向けの仕上げ加工でも引き合いが増えている」とした。
 会場でも5軸MCが展示の目玉となった。参考出品した5軸立形MC「Vertex(バーテックス)100」(仮称)はX・Y軸のストロークを1000ミリにまで広げた新機種。3×4.2メートルの設置スペースで最大φ1250×高さ850ミリのワークが積載でき、「航空機部品の大型化、高精度化ニーズに応えられる」(同社)という。これにより「Vertex」のラインアップは全3機種(X軸移動量550・750・1000ミリ)に拡充となる。
 X軸ストローク750ミリの機種も「Vertex75XⅢ」としてバージョンアップ。ベッド、コラムの鋳物形状変更で剛性を向上するとともに、熱センサーの追加により主軸の熱変位補正機能を向上(熱変位を従来の3分の1に低減)した。また、ジグ研削盤「J350G」では任意角度のテーパ研削を高精度かつ容易に行えると提案した。
 一方、給油式インバータコンプレッサ「Zgaiard(ジーガイア)X」では設置面積を55kWで従来比14%減、75kWで同17%減にコンパクト化した新型機を披露。圧縮機構の高精度化などにより吐出空気量も向上した。
 オイルフリータイプの「i-14000Xシリーズ」では新たに15kWの機種が登場。ラインフィルタ、レシーバタンクなどを一体型にした設置しやすいオールインワンコンプレッサ「i-4022/37AX-R」の新型機も紹介した。

(2018年2月10日号掲載)