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自動化模索する関空

第1ターミナルでロボ展 

  インバウンドと貨物量の増加で盛り上がる関西国際空港が、ロボットによる自動化を模索している。実用化に向けた試みとして3月20日から3日間、第1ターミナルビル国際線到着フロアで体験型展示会「KIX Robot mini Expo」を開催した。
 オリックス・レンテックが取り扱う11社13機種を展示した。搬送、清掃、施設案内などの業務を想定した提案とともに、協調ロボットを使ったクレーンゲーム、コミュニケーションロボットによるダンスパフォーマンスで訪日客の目を引く演出も随所に設けた。
 関西エアポートの升本忠宏執行役員は、空港で勤務するグループ会社や飲食店などのスタッフにも見てもらいたいと話す。
 「350社1万7000人が働いているが、インバウンドと貨物の増加で人手が足りていない。自動化を考えるきっかけを提供するだけでなく、運営会社として現場や店舗が導入を検討するときには積極的にサポートしていく」
 関西国際空港は今年1月、清掃ロボットと自走式セルフチェックインロボットの実証試験を開始したが、「問題なく検証が進んでいる」という。1日約6000人案内している第1ターミナルビルの受付について、「『トイレの場所はどこか』などの決まった質問が多い。案内業務をAIが担当すれば、スタッフは本来人でなければできない仕事に対応できる」との考えを示した。
 同展にロボットを提供したオリックス・レンテックの黒嵜隆二事業開発本部長は、「取りあえずレンタルしてみたい方に対して6カ月のお試しパックを用意している。基本料金にはアームの教示も含めている。マルチベンダーとして、色々なメーカーを扱っているのも強みになっている」と話していた。