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ブラザー工業、MC累計生産15万突破

小型・速さ売りに普及加速

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 ブラザー工業は5月21日、小型マシニングセンタ「TAPPING CENTER(TC)」「SPEEDIO(SD)」の国内および中国での累計生産15万台達成を記念する式典を愛知県刈谷市の刈谷工場で開いた。両シリーズは主軸テーパー30番の小型機ながら40番並みの仕事ができると好評で、近年は加速度的に生産台数を拡大してきた。
 式典に出席した小池利和社長は「うちの30番は安くてパフォーマンスが高い機械だという強い信念をもっていて、リーマンショックで需要が落ち込んでも生産を続けてきた。マシナリー事業の売上を現状の2倍近い2000億円へ早期に引き上げたい」と話した。
 TCを発売したのは1985年。1万台生産までは10年を要したが、14年に10万台を達成してから4年で15万台に到達した(13年にSDを発売。TCは昨春生産終了)。マシナリー事業統括の川那辺祐専務執行役員は発売当時を振り返り、「見るからに小さく力強さに欠けるTCを84年のJIMTOFで出品することを決めた当時の部長の英断があった。ドリル、面取りしてタップをたてるだけの機械だったが速さがあり、実演で人目を引いた。15万台は通過点であり20万の次は30万台と記録を塗り替えていきたい」と先を見据えた。
 今秋のJIMTOFでシリーズ新製品の披露を予定している同社は、スマートフォン・EMS(電子機器受託製造サービス)向けよりも自動車・一般機械向けに力を入れ、需要の変動を受けにくい安定成長を目指す。

(2018年5月25日号掲載)