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ワルター、工具寿命分析アプリ開発

機械からデータ検出、欧米で実績

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 独メーカーのワルターは、工作機械と切削工具の使用状況を同時に把握できるアプリケーション「ToolLife」を製品化した。共同開発者であるグループ会社のコマラ社が開発したソフトウェアを使用する。工作機械の使用状況やワーク加工個数などをリアルタイムに監視・可視化することで、工具先端の摩耗状況などを解析する。
 切削工具やツールホルダにセンサを取り付ける必要はなく、工作機械から検出できる主軸負荷などのデータを活用する。「機械の動力変化や稼動時間などから工具寿命を割り出す。寸法公差内に収まる範囲でギリギリまで使いきることにより、最適な加工条件を導き、コストと段取り時間の無駄を省ける」(ワルタージャパン担当者)。
 使用状況は加工条件と合わせて、イントラネット経由でPCやタブレットの画面に表示できる(=写真)。先行して展開する欧米では「モデルケースとなる実績が出始めている。日本での実績はまだないが、デジタルソリューションの一つとしてJIMTOFにて展示の準備を進めている。ToolLife以外に、ワークやツールパスの状態に合わせ加工条件を自動変更し生産性を向上させるアプリもある」という。

(2018年6月10日号掲載)