LONG TWEET

今号(6月10日号)より

 鉄骨需要に関する企画記事を今号で組んだ。鉄骨の需要はバブル期の1200万トン水準をピークに、長い下り坂をゆっくりコロコロ転がり落ちるように減り、リーマンショック時のダメ押し的下落で一時400万トン割れ(09年度の390万トン)に。ここでようやくコツンと底を打った。その後回復基調ながら、17年度で520万トンとピークの半分もなく、まだ戻しが足りない感じだ。
 ただ先行きについては「東京五輪後も伸びる(戻す)」との見立てが広がっている。「オリンピック後に再び不況か」という多数派意見がここにきてずいぶん後退してきたのは、心理的にもプラス材料か。
 しかし、需要回復で全国のファブリケーターは目下どこも繁忙ながら、従事者の減少トレンドに変化は無く、人手不足はこの先さらに深刻化する(と断言できる)。既に生産・納期計画を定め難いなどの話が聞かれ、巡りめぐって工程集約や省人化、作業の高効率化をもたらす装置、機械、システムの需要がしっかり上向いている。
 人手をかけずに仕事をこなす―はあらゆる業界の課題だが、鉄骨業界はその最先鋒に位置するといっていい。