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ソリッドワークス・ジャパン、「概念設計」を支援

クラウド環境でコラボ推進

 ソリッドワークス・ジャパン(鍛治屋清二社長)は、概念設計というモノづくりの初期段階において、部門間・社内外のコラボレーションを推進するクラウド機能を活用したCADソリッドワークスのアプリケーション「SOLIDWORKS Mechanical Conceptual(ソリッドワークス・メカニカル・コンセプチュアル)」を9月5日から国内販売した。
 モノづくりの第一ステップといえる「概念設計=コンセプトデザイン」の重要性は広く認識されている。アイデアを出し合い、多くの設計案を比較検討し、コンセプトを固めて次なる詳細設計につなぐのがこの「概念設計」の役割だからだ。ソリッドワークス社の調べによると「開発全体の31%がこの概念設計に費やされ」、「企業の98%はコラボレーションを行っている」という。
 しかし現実、概念設計は今なお、紙とエンピツを使った設計ルームでの打ち合わせ、といった状況も続いている。
 そうしたなか、クラウド環境を利用して概念設計におけるコラボレーションを推進し、かつ場所や時間を超えた情報共有環境をもたらすのが、このメカニカル・コンセプチュアルというわけだ。
 新製品では「概念設計」に求められる要素を機能として追求した。スケッチをより簡潔に、手順を省き手書きのように軽快に描けるCAD機能が一つ。概念矛盾を発見する為の検証機能も充実させた。
 他方、CADを使わない経営層やプロジェクトマネージャーらとのコラボを推進するためのクラウドへの追加アクセス環境も、関連ソフトを搭載して提供する。また、製品性能の向上とコスト削減の為のシミュレーションソフトを別ソフトとして用意した。
 ソリッドワークス社では近年、設計~製造~出荷~アフターサービスをサポートするPLM(製品ライフサイクル管理)の概念をさらに進めたシステム「3Dエクスペリエンス」の開発・販売に最注力してきた。今回発売したメカニカル・コンセプチュアルもこの3Dエクスペリエンスを基盤としたアプリケーションであり、「クラウド活用と、3Dエクスペリエンスに対応させたことの2点、これが新製品の最大のポイント」(日本法人の鍛治屋社長)と位置づける。
 新製品により概念設計を支援すると同時に、上位のステムと連動してモノづくり全体をサポートする仕組みだ。  新製品の参考価格(年次使用料)は51万1800円。