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牧野フライス製作所、名古屋の金型展車向けの提案強化

高精度5軸MCで放電工程を最小に

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 6月16日までの4日間、名古屋市内で開催されたインターモールド名古屋。牧野フライス製作所(井上真一社長)は同展最大規模の100小間のブースを構え、自動車関連の中大物金型ユーザー向けに特化した展示を披露し、注目を集めた。
 展示は主に、大物金型の中~仕上げ加工、深リブ形状部の放電加工、グラファイト電極の加工―の流れ。各加工機を展示し、中大物金型の生産性向上をトータル提案した。
 昨年7月に発売した「V90S」は今回が初出展で、5軸制御立形マシニングセンタとしては同社最大サイズ。会場では2㍍弱の自動車向け大物金型部品の加工デモを行った。40番主軸の高速性、滑らかな同時5軸の動きにより、「隅の玉縁部や細かいコーナー部までも切削で精度よく加工でき、放電加工や手磨きの工程を最小化できる」(同社)。
 会場ではV90Sで加工したドアトリム金型の実物もみせ、「従来は切削と放電で全3日かかった加工が、16時間にまで短縮できた。当社は樹脂型加工のイメージが強いが、車体軽量化に向けて採用が増加するハイテン鋼プレス部品向けのプレス金型の加工でも、強みをアピールしたい」(同社)。
 大型形彫り放電加工機「EDNC17」は深いふところ(Y軸1150ミリ)で、こちらも大型金型の製作に向く。V90Sでは加工しにくい、深いリブ形状をスピーディに加工できるとし、会場では自動車フロントパネルの金型の加工デモを行った。
 放電加工に用いるグラファイト電極の加工では、薄リブ形状の加工を高効率化できる5軸制御立形マシニングセンタ「D200Z」で新たに、集塵機などをセットしたグラファイト加工仕様のオプション(約200万円)を用意した。

(2018年7月10日号掲載)