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ダイヘン、溶接品質を細かく検出

メーカー名商品名
ダイヘンリアルタイム溶接品質管理システム

保存分析が可能な管理システム

 ダイヘン(大阪市淀川区)は10月1日、リアルタイムで溶接品質を監視できる管理システムを市場投入した。ロボットによるアーク溶接を意識して開発。マニピュレータの動きや教示内容なども含めて細かいデータを把握できる。
 判断基準が曖昧な目視確認から、データによる評価方法に切り替えることで品質確保を可能にした。従来のシステムに比べてサンプリング速度が大幅に向上。「溶接中の微妙な変化も見逃さない」(企画部)毎秒1万個のデータを取得する。 品質結果は、ティーチペンダントやパソコンに数値や波形で表示。ペンダントで溶接状況をリアルタイムで確認できるほか、パソコンでは複数台のロボットをモニタリングできる。
 電圧・電流の波形表示から判断できる溶接不良は、▽溶け落ち▽パンスタート▽アンダーカット▽余盛過大▽ねらいズレ▽溶接飛ばし−など。パソコンに、日時から溶接工法、ワーク番号、平均電流・電圧などの施工記録を溶接区間ごとに保存できるため、「溶接の順番が変わっても、検索時には簡単に対象の部位を探し出すことできる」とした。 蓄積したデータからは、異常施工の抽出、判断条件を変更して再度チェックといった分析に必要なものだけ表示できる。さらにアーク切れやワイヤ溶着、電流・電圧、時間などの条件を事前に設定することで、自動的に異常を検出する機能も搭載した。
 基本的なシステム構成は、溶接機にモニタ用基板を取り付けるだけ。オプションとして、ワイヤ送給速度計測ユニットとガスセーバーGFCがある。社内のLANにロボットを接続して、複数台を一括管理したり、事務所から現場のデータを取得・確認したりできるなど、「目標と状況に合わせた柔軟な構成が可能」という。