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ダイキン工業、阪大との「共同研究講座」に参画

内閣府・産学官連携功労者表彰を受賞

1985

 ダイキン工業(十河政則社長兼CEO)が参画する大阪大学の新しい産学連携制度「共同研究講座」の取り組みが評価され、同社の足達健二(大阪大学招へい教授)、大阪大学産学連携本部長の馬場章夫氏、株式会社小松製作所(大阪大学招へい教授)吉灘裕氏が、内閣府による第12回産学官連携功労者表彰「文部科学大臣賞」を受賞した。
 大阪大学が創設した「共同研究講座」は、企業から専任教員が常駐、大学と企業が対等な立場で研究し、成果を共有する制度。2006年にダイキン工業が大阪大学と新設した「大阪大学ダイキン(フッ素化学)共同研究講座」で、同社は研究資金の拠出と研究者の派遣を行い、大阪大学は研究施設の提供と研究者の派遣により共同研究を推進している。
 ダイキン工業によると「当社の有するさまざまなフッ素材料と大阪大学の多様な先進技術のフュージョン(融合)により、革新的基盤技術を創造することが狙い」。大学内で安心してフッ素化合物を扱うことができる環境を整えた結果、共同研究テーマが増加し、これまで工学・理学・基礎工学・産業科学研究所など18の研究室と共同研究を行ってきた。
 現在までに、世界最高レベルの性能を示す有機薄膜太陽電池向けN型半導体や、高い防汚性を示す樹脂用新規表面改質ポリマー、シリコン太陽電池表面テクスチャ形成の新プロセスの開発に成功し、実用化を急いでいるという。その他にも有機金属触媒を活用した新反応の開発や新しいフッ素ポリマーの創出など、大阪大学の先進技術をフッ素化学に取り込むことにより、さまざまなイノベーションが生まれている。