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松浦機械、横形5軸MC

メーカー名商品名
松浦機械5軸制御横形マシニングセンタ「TCX−365」

タービンブレードなどの加工効率飛躍

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 松浦機械製作所(松浦勝俊社長)は、小径長物ワークの加工時の問題点を解決して生産性を上げる新タイプの5軸制御横形マシニングセンタ(MC)をこのほど開発、10月7日から「TCX−365」として販売をはじめた。
 同社は、航空機はじめ医療、エネルギー等の分野向け5軸加工機(MAMシリーズ)に競争力を持ち、国内外で高い実績を上げてきた。昨今、こうしたマーケットからは「小径長物ワークの加工生産性を上げたい」との要望が多く寄せられていたといい、これに応える新機種開発に取り組んでいた。  完成した「TCX−365」は、「小径長物ワーク加工」時に起きるびびり振動を大幅抑制することに成功、これを最大の特長とする。
 直径に対し全長が長いワークは、びびり振動が発生しやすく加工条件を上げられないばかりか、ケースによっては振動回避の為に複数回、段取り替えをする必要があった。切削用ドリルやジェットエンジン・発電機などの薄物タービンブレードなどにこうした傾向がよく見られたようだ。これに対し新機種は、テールストック及び3箇所でのワーク保持機構からなる特化ユニットを搭載することにより、加工中のワークを最適にサポート、現場を悩ませていた振動を抑えることで加工時間の短縮と面品位の向上を実現した。
 段取り替えが必要だったワークの外周・端面加工も含めすべてワンチャッキングで加工でき、「生産性を飛躍的に改善できる」(同社)とする。
 最大ワークサイズでL365×D63mmまで対応。主軸は標準で毎分最高1万2000回転、高速オプションで同2万回転。工具本数は標準ドラムタイプで60本、オプションでは最大520本まで増やせる。ロボットシステムなどと組み合わせた長時間無人運転・多品種生産にも柔軟に対応する。ほか、独自の衝突防止機能ソフトも標準搭載。  定価(税抜)7000万円、来るJIMTOFで展示公開する。