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航空機分野、切削加工技術でセミナー

東大生産技術研

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 東京大学生産技術研究所と重工業メーカーを中心に、工作機械、切削工具、繊維大手などで構成するコンソーシアム「CMI=コンソーシアム・フォー・マニュファクチャリング・イノベーション」が10月17日、東京大学で第2回のシンポジウムを開催、メンバー企業の技術者ら約160名が聴講した。
 CMIでは、航空機産業への参入に資する技術開発の在り方として、各メンバー企業が持ち寄った課題や研究テーマを複数選択し、全メンバーで取り組むスタイルを取っている。
 講演での説明によると、現在同時に取り組む研究テーマは11を数え、約半数が切削技術関連。この日のシンポジウムも「新しい切削加工技術の展開」と銘打ち、難削材切削に関する技術動向などを伝えた。
 切削技術に関して4つの講演が続き、最適材種の選び方や条件の設定について元三菱マテリアルの技術顧問である狩野勝吉氏が説明したほか、チタン材の荒加工成果例や、マシニングセンターにYAGレーザーを搭載しての難削材への高速穴あけ(三井精機工業・渋川哲郎顧問)、15MPaを超す超高圧クーラントによる高速切削技術(トクピ製作所・森合主税社長)、ロータリー工具による難削材の旋削加工(名古屋大学・上田隆司特任教授)について成果例などが説明された。
 会場にはボーイング社の社員の姿もあり、日本発の加工技術成果をアピールしようとの情熱が垣間見られた。