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河村電器、専用コンセント年10万台ペースに

トラッキング火災対策、市場に拡がり

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 9月は防災月間。マーケット的にもこの時期、注目を集める商品が少なくない。その一つ、河村電器産業(愛知県瀬戸市)が過去10年以上の販売実績を持つ「プレトラックコンセント」は、市場認知が進むなか、大手住宅メーカーが積極採用するなど「ここに来て売上に勢いが出てきた」(同社)。近年は年10万台ペースに育っているそう。
 火災件数の約2割を占める電気火災に絡んで、差込みプラグから突如出火する「トラッキング火災」の怖さが伝えられる。これはコンセントと電源プラグとのすき間に溜まったほこりが湿気を帯び、電源プラグの差し刃間で小さなスパークを繰り返して火災を引き起こすもの。この現象を事前に察知(=プレトラッキング)し、警報音とランプで伝え、電気を自動遮断するのが同社の商品だ。電荷を含むガスをセンサで検出する独自のメカニズムは世界初のアイデアであり技術。(一社)日本消防設備安全センターの推奨も得ている。
 他社からは「熱(温度)検出」タイプも出ており、今年年末にかけては国内最大手の電気メーカーもこの分野の商品を市場に出すと観測される。河村電器では「コンペチターが増えれば、その分、市場の認知がもっと高まる。トラッキング火災対策として必須のアイテムに育てたい」と前向きだ。同コンセントはテレビ、冷蔵庫、洗濯機、シャワートイレなどのコンセントとして最適。多回路タイプをはじめ、エアコン用も新規ラインアップしている。

(2018年9月10日号掲載)