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シチズンマシナリー、シンコムM32をフル刷新

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シチズンマシナリーCNC自動旋盤シンコム「M32」

複合加工でも生産性向上

22015

 シチズンマシナリー(中島圭一社長)は、主軸台移動形CNC自動旋盤シンコム「M32」(=写真、最大加工径32ミリ)の新製品3機種を来年4月より発売する。9月に開催された米IMTSで披露しており、11月のJIMTOFにも出品する。価格(税別)はM32Ⅴ型が2044万円、同VⅡ型が2172万円、同VⅢ型が2327万円。M32シリーズとして月産15台の予定。主な加工ワークは医療機器部品や自動車部品、精密機器部品などを想定している。
 Mシリーズの特長である「くし刃+タレットの構成」を継承しつつも、ベースとなるベッドから構造を見直し、フルモデルチェンジを図った。
 正面・背面主軸の出力を従来機に比べ約1.5~2倍、タレット回転工具モーターの最大トルクも2倍以上に高め、高生産性と重切削を実現した。また、シンコム機では初めて、加工する回転工具のみ駆動させるタレットのシングルドライブを搭載し、工具への的確な動力伝達や高効率化を可能に。さらに、Mシリーズとしては初めて、長尺加工に適したガイドブッシュ式と、残材長さの短縮に適したガイドブッシュレス式に主軸を切り替えられる仕様を標準装備した。また、新開発の新HMI操作盤を搭載。切削室の扉も大型化し、作業スペースを確保するなど、操作性や使い勝手も向上させた。
 最上位機種となるⅤⅢ型では、背面刃物台へのY軸と、くし刃回転工具へのB軸搭載により、複雑な複合加工を実現する。B軸は背面主軸への加工も対応可能で、これにより背面主軸の加工の幅が広がり、正面主軸に偏りがちだった加工工程配分の自由度が向上するなど、生産性も向上する。

(2018年9月25日号掲載)