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ソディック、形彫放電加工機の最上位機刷新

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ソディックリニアモータ駆動形彫り放電加工機「APシリーズ」

超精密と自動化、恒温環境以外でも

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 ソディック(古川健一社長)はリニアモータ駆動形彫り放電加工機のフラッグシップ機「APシリーズ」の最上位機種をフルモデルチェンジし、新製品「AP30L」(=写真)として11月1日に発売する。機体から放電電源、NC装置に至るまで新規に設計。「設置環境の温度変化や高速駆動時の発熱による影響を最小限に抑制し、超精密加工領域の性能と使いやすさに磨きをかけた」(同社)。主なターゲットとして微細コネクタやICパッケージなどの超精密金型加工を想定している。
 主軸はローラガイド、リニアモータを完全対向配置したシンメトリ構造となっており、世界初の自社製CFRP製主軸を採用することで軽量化と剛性アップを両立。高速駆動時の姿勢変化を極小化した。こうした構造的な強さに加え、インバータ制御による精密な機体温度管理や標準搭載の補正・診断機能などにより、熱影響を最小限に抑えた。恒温環境以外の現場でも、本体+自動化装置を一括温度管理できるフルキャビンシステムを選択すれば、高精度加工の自動運転が可能になる。
 新開発の「LP4」電源は、モータ制御応答速度を2倍以上に高めた。各種の新制御や新回路も用意し、荒・中・仕上げの全ての領域において性能向上と高速化を実現する。
 19型の大型タッチパネルには最適な加工条件を提供するAIアドバイザを標準搭載。またAIによる稼働状態監視や独自のIoTプラットフォームによる機械管理システム等にも対応する。完全自動制御の3面自動上下式加工タンクも装備した。
 各軸移動距離はX300×Y250×Z200ミリ。税抜価格は2000万円から。JIMTOFではフルカバー仕様かつ各種自動化設備を装備して出品し、超精密加工における連続自動運転を提案する。

(2018年10月10日号)