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オークマ、プレス金型向け門形MC

メーカー名商品名
オークマ5面加工門形マシニングセンタ「MCR−S(Super)」

加工時間25%短縮、機上で熱処理&肉盛

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 オークマは、プレス金型の加工時間を従来機比で25%短縮する5面加工門形マシニングセンタ「MCR−S(Super)」を開発した。磨き修正作業や、型合わせ工程の手仕上げ時間を大幅削減する高品位・高精度化技術を採用。トータルリードタイムを短縮する「究極の工程集約」として、プレス金型の熱処理と肉盛り補修を機上で可能にした。
 プレス金型のトータルリードタイム短縮を目的に製品化した。5機種をラインナップ。仕様は最大モデルでテーブル作業面積2500×6500ミリ(最大積載質量4万3000キログラム)。加工物の重量物に合わせて、テーブル加速度を自律的に最大化する「サーボナビ」を搭載している。
 1分あたりの平均連続切削送り速度は、X・Y軸20m(従来機比5倍)、Z軸10m(同2.5倍)で「クラス最速」という。高能率加工を可能にする重切削能力も特長に挙げ、フライス加工の切削量を毎分710立方センチまで高めた。
 磨き修正作業を削減するために、加工面不良につながるプログラムの乱れを自動補正するNC制御技術「Hyper−Surface」を標準搭載。往復段差を0.5マイクロm以下に抑え、筋目や縞模様がない高面品位加工を可能にした。
 長時間加工において時間差が発生する加工エリア間の段差も最小化。温度変化8℃における倒れの変化量を1.7マイクロm(従来比5分の1)に抑えた。そのほかにも型合わせ工程の手仕上げ作業時間を短縮する高精度化技術として、精密な撮像で刃先位置を高精度に計測する旋回式センサを採用している。
 「世界初」としてアピールするのは、プレス金型の熱処理と肉盛り補修による工程集約。1週間以上かかる社外での両工程を機械1台に集約した。レーザ精密焼入れとLMD方式の金属積層造形に対応する。

(2018年10月10日号)