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松浦機械、APC付き5軸立形MC 2機種

メーカー名商品名
松浦機械5軸制御立形マシニングセンタ(MC)2機種

長時間無人化に対応

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 松浦機械製作所(福井市漆原町)は10月3日および23日、このほど開発した5軸制御立形マシニングセンタ(MC)2機種を本社で報道関係者らに披露した。どちらも来月のJIMTOF出展を機に受注を始める主力機。
 上位機種の「MAM72−70V」は最大ワーク径700×高さ500ミリ、許容質量500キロと従来機(MAM72−63V)より径・高さを11%、質量を43%拡大。傾斜軸にローラーギア駆動を、回転軸にダイレクトドライブモーター駆動をそれぞれ採用したことで、早送り速度毎分50(傾斜軸)、毎分100(回転軸)に高めた。接近性も改良し、機械前面(オイルパン端面)からパレット中心まで620ミリ、主軸中心までわずか90㍉に。またオプションの自動パレット交換装置(APC、最大18枚)は新開発のロータリー式で、交換時に傾斜軸テーブルのサポート部をAPCドアに格納することで「機械全長を最小限に抑え、フロアスペースは従来機より13%アップに抑えた」と言う。
 5軸加工入門機と位置づける「MX−850 PC4」(最大ワーク径850×高さ385ミリ)は従来の単体機に4枚仕様APCを搭載。サイズが小さく売れ筋の「同330 PC10」(2016年発売)、「同520 PC4」(17年発売)と合わせてMXシリーズ3機種すべてで無人化に対応可能となった。自動化ニーズの高まりから近年APC付きの受注が増えており、「今回のMX−850でも3割くらいはAPC付きの注文になるだろう」(天谷浩一常務取締役)と見込む。
 IoTへの対応としては、両機とも各種センシングによるデータ集積が標準で可能。「まずはエッジを充実させ、予防保全や機械の稼働状況の可視化による機械稼働率向上などを実現するための準備を整えた」(松浦勝俊社長)とする。

(2018年10月25日号掲載)