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ヤマザキマザック、IoT活用したサービス来春開始

シスコと協力、クラウド活用

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 ヤマザキマザックは、2019年4月からIoTを活用した工作機械の総合サービス「Mazak iCONNECT」を開始する。Web上での稼働状況把握、クラウドへのCNC装置内のデータバックアップ、各種ソフトウェアのダウンロードなどを可能にした。年間サービス利用料として、通信装置込みで初年度37万6千円を予定している。
 シスコシステムズ社の技術協力のもと、開発したクラウド・プラットフォームを採用した。専用の通信装置と回線制御(Cisco Jasper)を使用する。大容量のデータを高速かつ安全に通信できるだけでなく、クラウド経由でサポートメニューを順次追加・アップデートするという。
 携帯電話端末による遠隔診断サービス「Maza-Care」から進化した点として、▽メール自動受信(アラーム・加工完了・工具寿命)▽遠隔診断(取得可能な調査データの種別を拡大)▽チャット(写真・動画共有可能)▽CNCデータバックアップ︱などを挙げる。
 稼動状況は、タブレット、スマートフォンなどからポータルサイトにアクセスして確認。直近24時間の稼働率、過去1週間の推移、アラームの発生状況などを表示する。クラウドに1日1回自動的保存された、加工プログラム、工具データ、ワークオフセット、パラメータなどのデータは暗号化されており、パスワードを入力することで複号・閲覧できる。
 ソリューション事業部の堀部和也氏は、「初年度は1000件を目標にやっていきたい。パイロットユーザーを増やしながら、サービス内容を進化させていく。まずは日本から、そして海外へと展開していきたい」と話していた。

(2018年11月25日号掲載)