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碌々産業、進化した「MEGA」後継機

AI活用IoTサービスも

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 碌々産業はJIMTOF2018会期中に、微細加工機の新機種とAIを活用した新サービスを発表した。
 「MEGA SSS」は小径微細加工機MEGAシリーズの後継機種。主軸オリエンテーション機能を搭載し、クランプ位相の変化を無くした。新クランプ方式の「スマートグリップ方式」の採用でアンバランス要因を排除、動的振れ精度を向上させてさらなる高精度加工を可能とした。軸移動量はX、Y、Zそれぞれ410ミリ、330ミリ、20ミリ。最大主軸回転速度が毎分4万回転、6万回転の2機種を用意した。
 また上位機種に採用されている「M︱Kit」(加工の可視化オプション)を採用することで、機械の状態を詳細に把握できる。海藤満社長は「弊社の微細加工機のいいとこどりをした機種」と自信を見せる。価格は税別2050万円。年間50台の販売を目指す。
 さらにAIを活用した「AI Machine Dr.(AIマシンドクター)」をシステム開発のコアコンセプト・テクノロジーズと協業でリリース。従来より展開している同社のIoTサービス「RCMS」で得たデータをAIで診断し、予兆保全だけに留まらないサービスを提供する。
 「ミクロン単位の加工においては入念な機体管理が必要。そこで最大36項目に渡る機体情報を最小10㍉秒の間隔で取得し、加工条件の変化をリアルタイムで可視化。さらにクラウドに蓄積したデータをAIで診断して良品が出来る『しきい値』を導き出し、生産性の向上に繋げることを可能にした」(海藤社長)。
 今後は音波データを活用して工具の破損を検知、破損前に工具を自動で交換するシステム等も組み込んでいくという。導入価格は初期費用80万円、月額5万円の従量課金制を予定。

(2018年11月25日号掲載)