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パナソニック、全国3カ所で溶接展

ハンドリング向けの提案も

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 パナソニック(スマートファクトリーソリューションズ)は、全国3カ所で溶接機・ロボットの「新製品発表会&工法展」を10月中旬から相次いで開催した。マルチマテリアル化の対応を重要なテーマに挙げ、アルミ、厚板構造物などに対応した工法提案にも力を入れた。
 従来に比べて、参考出展が目立った。フルデジタルCO2/MAG溶接機「YD−350VZ1」は中電流域での溶接性能を強化。新たに開発した高精度波形制御でスパッタ発生量を抑えた。ボリュームゾーンの大きい板厚8~12㍉に対応するラインナップのなかでも「高級機種として位置づける」という。
 ロボットによる自動溶接では「(MIGで)TIGに匹敵する美しいウロコ模様ができる」アルミ用工法などを提案した。溶接電源一体型のロボットシステム「Super Active TAWERS」に、オプションソフトを搭載させることで、最適な溶接条件を導き出し、薄板の溶け落ちも防止する。会場ではそのほかにも、毎分200センチ以上の高速溶接、ワイヤを溶かして接着させて母材へのダメージを減らした「ブレーズ溶接」を披露した。
 溶接以外の自動化需要獲得に向けた動きも見せた。ハンドリング用として可搬重量20kg以上の6軸多関節ロボットを展示。担当者は「当社は今まで4〜6キログラムに特化していた。搬送以外でも、ロボットにセンサーやカメラを装着させるモニタリング向けの用途も見込んでいる。まだ最終決定ではないので今回は『可搬重量20㌔グラム以上』と表記した。2019年度には発売していきたい」としている。

(2018年11月25日号掲載)