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三菱電機、恒例の自社展で技術のシナジー披露

ワイヤレス給電、暮らしも変化

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 三菱電機は今年で14回目を迎える取引先向けの展示会「三菱電機アドバンストソリューション2018」を11月7日から3日間、都内の本社ビルで開催。2450人が来場した。
 電力・社会インフラから、家電、製造業ソリューションに至るまで、Society5.0の実現につながる同社の最先端技術を披露。永澤淳常務取締役営業本部長は「ワイヤレス電力伝送技術を電気自動車や家庭、工場、オフィスに生かすなど、各事業・技術のシナジーを進めてSDGs(持続可能な開発に向けた国連開発目標)の達成を目指したい」と話した。
 くらし分野ではワイヤレス給電ユニットを組み込んだフロア「floor+(フロアプラス)」のコンセプトモデルを初出展。床下にワイヤレス給電ユニットが組み込まれた位置に照明機器を動かすと照明がONになり、ズラすとOFFになるデモなどをみせた。「磁界共鳴現象を用いた給電システムで位置ズレに強く、床下に組み込んでも給電できる」(同社)。将来的には、IH調理器を搭載したキッチンユニットをテラスに移動してホームパーティを楽しむなど、ライフスタイルの変化に合わせた給電スタイルを提案するという。
 製造業分野では、FA−IT統合ソリューション「e―F@ctory」(アライアンス含め参画638社)のモデル工場(三菱電機受配電システム製作所)で生産性3割改善を実現した実例を紹介。また、三菱電機が主導するエッジコンピューティング領域のソフトウェアプラットフォーム「Edgecross」とAR技術を活用した省エネ診断・保全作業も紹介し、「Edgecross関連では、品質管理アプリや遠隔監視による設備予防保全の活用事例が増えている」などと説明した。
 ビル設備関連では、既設工事で「NearlyZEB」を達成した熊本県の事例など、同社がプランナーとしてかかわった豊富なZEB認定事例を紹介。そのほか、準天頂衛星システムからの信号を用いた世界初の自動運転実証実験例、後方100mに迫る後続車を認識できるコンパクトかつ低負荷の独自AI「Maisart(マイサート)」の活用事例などを紹介した。

(写真=ワイヤレス給電ユニットを組み込んだフロア「floor+」)

(2018年11月25日号掲載)