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ソディック、加賀事業所「マルチファクトリー」竣工

品目限定しないマルチ生産でリスク回避

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 ソディック(古川健一社長)は11月27日、加賀事業所(石川県加賀市宮町)内で建設を進めていた「マルチファクトリー」の竣工式を行った。
 国内主力工場として、工作機械や射出成形機、金属3Dプリンタ、アルミニウム合金対応射出成形機、自動化対応マシン、PCD工具加工専用機など、高度で先進的なユーザーカスタマイズマシンの生産を強化する。
 工作機械事業部長の松井孝専務は「生産品目や生産量を固定せず、事業環境や市場動向の変化に柔軟に対応できるマルチプルな工場。通商摩擦による関税増や為替変動に対するリスクヘッジが可能になる」という。中華圏を主体としたハイエンド機の世界的なニーズ拡大に対応するべく、恒温室・熱変位室などを備えたテストルームも併設した。
 セル生産での自動組立、IoTの活用などにより省人化と作業効率向上を図り、生産効率向上と納期短縮を目指す。物流センターと隣接しており、簡易移動や出荷効率アップも実現する。
 同社が従来から進めてきた「世界同一品質」を国内主導で磨き上げるモデル工場と位置付けており、海外工場へのノウハウ展開も目指すという。
 松井専務によると「自社製NC向けのプリント基板の生産では、中国工場で約25人で生産している枚数と同量の生産を、女性スタッフ5人でこなせる。徹底した自動化で人の判断が不要な基板の生産ラインを実現した」。
 鉄骨造りで一部2階建て。建設面積約1万2500平方㍍、延床面積約1万6500平方㍍。総投資額は約32億円。本格的な操業開始は19年3月頃を予定している。最大人員数は150人の予定。

(2018年12月10日号掲載)