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三井精機工業、創業90周年式典を都内で盛大に

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 三井精機工業(奥田哲司社長)は12月29日に創業90周年を迎えることを記念し、12月12日、三井財閥の本拠地で、同社も長らく本社を置いていた都内日本橋(ホテル・マンダリン オリエンタル東京)で盛大に90周年式典を執り行った。
 産業界の重鎮や、銀行、代理店、販売商社、サプライヤーの代表者ら205名が招待され、「モノづくりの根幹を支える会社として、他にはない技術、サービスを通じ益々の発展を」(来賓の三井住友銀行・宮田幸一取締役会長)と、同社の将来を祝した。
 同社は昭和3年(1928年)に東京府荏原郡(当時)で津上製作所として創業。その後、三井系企業と合併し、三井グループ内のモノづくり企業として成長を続けてきた。式典で挨拶した奥田社長は「創業の翌年が大恐慌の年。その後も石油ショック、バブル崩壊、リーマンショックと幾多の困難に直面したが、荒波を乗り越えられたのは、ご来賓の皆様のご指導と、当社先人の努力の賜物」と感慨を込めて90年を振り返り、「今後一層努力し、いままで以上に産業の発展に貢献していく」と口元を引き締めた。
 来賓の挨拶では、THKの寺町彰博社長が「(自社製品の生産に必要な)三井精機さんのねじ研削盤を下丸子の貴本社工場(当時)に何度も見に行ったもの」とエピソードを交え、同社の技術を称賛。営業面でも「営業とはこうあるべきを、三井精機さんの社員に見せてもらった」と述懐した。次いでファナックの稲葉善治会長は、高精度加工を追求する同社の旺盛な意欲を礼賛し「今後も大いにチャレンジしていただきたい」とエール。代理店を代表した山善の長尾雄次社長は「三井精機さんとは1970年の頃から半世紀近くパートナーの関係にあり、主力仕入先の一社として欠かせない存在。懸命に開発され丹精込めて作られた商品を大切に販売させてもらっている。引き続き今後も、作る・売るの役割を互いにしっかり果たしあって、ともに将来を目指したい」と挨拶した。
 その後、三井物産マシンテック・篠原修社長の「100年、200年向けてさらにご発展を」との発声で乾杯。フレンチを味わいながら親しく懇談に移った。
 宴たけなわとなって、ジャズのライブコンサートも実施。「スタンダードナンバーが好きで、自ら大ファン」という奥田社長ご指名の女性ジャズボーカリスト、阿川泰子氏がユーモアのあるトークを交えながらジャズのスタンダードソングを熱唱した。
 「愚直にまっすぐ、日本のモノづくりのトップランナーを担う覚悟を持って走り続けます」―河邉誠造専務の力強い閉会挨拶で、式典は幕を閉じた。

(2019年1月1日号掲載)