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アマダホールディングス、新工場棟とサプライヤー拠点

富士宮に集約、供給網を確立

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 アマダホールディングス(磯部任社長)は12月20日、板金加工機械の開発・製造拠点である富士宮事業所(静岡県富士宮市)内に、ファイバーレーザ加工機用の基幹モジュールを生産する新工場棟「モジュール工場」を建設すると発表した。
 基幹モジュールとは、商品の性能・品質を決定づける組立部品のこと。レーザ発振器をはじめ、レーザ光を導き材料に照射するユニット、材料を位置決めするユニットなどがある。
 新工場棟建設により、富士宮事業所における基幹モジュールの生産能力を現状の2倍に引き上げる計画。生産品目別ではレーザ加工機用を月間130モジュール(マシン130台相当)、パンチ・レーザ複合機用を月間110モジュール(マシン55台相当)に増強する。新工場棟は鉄骨1階建、建築面積は1万6400平方㍍、延床面積1万5300平方m。
 同時に、富士宮事業所の近郊に板金加工機械の制御盤や大型部品の組み立てを行う「アマダサテライトパーク」を建設することも発表した。これまで分散していたサプライヤーを同パークに集約し、富士宮事業所と連携することで、生産および物流の効率化と生産コストの低減を図る。建築面積は工場棟と厚生棟(鉄骨2階建)の合計で1万300平方m、延床面積は同1万3500平方m。
 新工場棟とサテライトパークは2019年3月に着工し、20年1月に竣工予定。稼働開始は20年4月を予定している。
 アマダグループは、ファイバーレーザ加工機や自動化ソリューションの拡大を中期経営計画の成長戦略の1つに掲げている。今回の富士宮地域における拠点新設は、基幹モジュールの一極集中生産でグローバルな需要拡大に世界同一品質で応え、同時に生産効率を高めるのが狙い。さらに、土岐事業所(岐阜県)でも、曲げ加工機や自動化対応商品の増産を計画しており、これら3拠点の建設・整備にかかる投資総額は約200億円としている。

(2019年1月1日号掲載)