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オーエスジー、国内生産体制を刷新

新城工場で超硬ドリル生産へ

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 オーエスジーは国内生産体制の刷新を決定した。新城工場敷地内に1万6300平方mの新棟を建設し、超硬ドリルの一貫生産体制を敷く。今年11月に完成予定。同じ愛知県内にある大池、豊橋両工場の新棟建設と耐震工事にも着手する。
 新城工場で新たに超硬工具のドリルとタップを生産する。既存棟と合わせた面積は従来比1.5倍の4万8500平方m。「生産能力は最低でも1.8倍拡大する」(竹生光志常務執行役員)という。量産品だけでなく、顧客ごとの要望を反映した特殊品の生産効率向上を推し進める。
 効率向上策として、最適な生産計画を自動でつくるシステム「スケジューラー」を導入する。グループ会社が担当している切削工具の素材供給やコーティングなどの前後工程も管理対象に。大池、豊橋両工場の新棟にも導入する予定という。各工場の稼動状況がタブレットなどで確認できる仕組みも構築し、自動化・省人化したスマートファクトリー構築を目指す。
 石川則男社長は、「小ロットと大ロットの両立は最大のチャレンジ。顧客が求める納期にお応えすることが永遠の課題だ」として、営業、設計、製造、アフターサービスなどのデジタル情報を一本化し、受注力強化と利益最大化を図る考えも示した。
 目標として、2024年度に72時間無人運転比率60%以上と稼働率85%以上の達成、原価率10%低減を掲げている。台湾、メキシコなどの生産能力増強にも着手。19年度に国内外合わせて220億円を投資する。「バランスのよい成長と投資が必要だ。3~4年かけて全世界で約500億円の設備投資を予定している」(石川社長)という。

(2019年1月25日号掲載)