News

サンドビック、アルミ用縦置きフライス

メーカー名商品名
サンドビック縦置きフライスカッター「M5Q90」

鍛造後の初期仕上げに

22902

 サンドビック(コロマントカンパニー)は、アルミ製自動車部品の荒加工向けに縦置きフライスカッター「M5Q90」を開発した。バリを発生させずに、鍛造後の初期段階の加工面仕上げ(キューブ加工)を1回で完了させる。所要動力を低減し、ビビリを抑えるスムースな切削アクションを可能にした。
 カッターボディは、専用PCDチップブレーカと顧客に合わせて設計する完全特注仕様。2万回転以上の高速条件にも対応する。チップシート、クーラントチャンネル、すくい角は同じ設計になっている。
 ブレーカのポジ切削角で切削抵抗とワークにかかる負荷を軽減する。「チップは取扱いや調整が容易なため、高い加工精度、繰り返し精度と同時に、部品あたりのコスト削減も実現できる」(グローバル自動車産業アプリケーション担当エンジニアのジャック・ハストヒュイス氏)。
 要望に応じて、カッターボディの工具寿命をさらに延長する「特注品ソリューション」提案も展開する。超硬チップを列状に配置してPCDチップを保護するというもの。切込み能力向上も狙った提案で、PCDチップを備えた標準工具は最大切込み深さ2~4ミリだったのに対し、列状の超硬チップで保護した場合では4ミリ以上が可能という。
 自動車部品鋳造工場やティア1~2のサプライヤーが手がける、アルミ製シリンダーヘッド、エンジンブロックの加工需要を見込む。正面フライス、片削り加工の両方が可能なことから、一般機械産業、航空宇宙産業向けにも適しているという。

(2019年2月10日号掲載)