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ブラザー、大型部品加工可能な30番マシン

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ブラザー工業コンパクトマシニングセンタ(MC)「スピーディオ(SPEEDIO)S1000X1」

X・Y移動量と加工エリアを拡張

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 ブラザー工業(小池利和社長)は10月30日、X・Y軸移動量と加工エリアを大幅に拡張したコンパクトマシニングセンタ(MC)「スピーディオ(SPEEDIO)S1000X1」を発売。東京ビッグサイトで開催されたJIMTOF(日本国際工作機械見本市)で初披露し、注目を集めた。
 軸移動量をX軸1000mm、Y軸500mmと従来の主軸30番マシンの領域を超えた加工エリアを実現。テーブルサイズも幅1100mm×奥行500mmと拡大、テーブル最大積載質量も400kgまで対応可能なため、「従来の主軸30番マシンには載せることができなかった大物ワークも加工できる」(同社)とし、自動車や一般機械業界での大型部品の量産加工分野向けに、販売活動を展開する。
 標準価格は854万円で、月50台の販売を目指す。
 自社開発のNC装置による同時動作制御と高加速度主軸モーターの採用により、同等移動量のMCと比べ、工具交換時間を大幅に短縮。加工エリアの拡大に伴う切粉滞留対策として、X・Y軸には切粉が流れやすい山型テレスコカバーを採用。さらにポンプの見直しやノズルの増加等により、従来シリーズに比べ、チップシャワー流量を倍増したことで、高い信頼性を実現した。
 また、主軸には高効率モーターを採用し、サーボモーターには減速時の運動エネルギーを再利用する電源回生技術を取り入れたことで、省エネに対応。同社では、「同等移動量のMCと比べ、一つの部品を加工するために必要な消費電力量を約80%削減することが可能」としている。