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今号(2月10日号)より

今号の特集は、生産財・消費財の販売企画として毎年全国各地で開催されている「展示商談会=どてらい市」にスポットを当てた。

地域の商社がタッグを組んで主催し、各々地域の展示会場、多目的施設を借りて新商品や売れ筋商品、破格値の掘り出し品など多彩な商品(工作機械、工作機器、各種工具、住宅機器など=開催地によって内容は異なる)を会場に並べる。招待客をおもてなしし、商品を見て、触ってもらって説明をし、商談するという企画だ。

もう40余年の長い歴史を持つ展示商談会だが、そのスタイルは当初からまったく変わっていない。人間同士が顔を合わせ、挨拶し、情報を交換する。気取らない会話のなかで互いに有意義な知らせが、あるいはビジネスのヒントが行き交う。デジタル(仮想現実)の世界にはない、生の血の通った情報の価値がいろんな意味でビジネスの動機になる。ネット販売全盛のなかにも、この展示商談会はまったく色褪せず、近年も多くが規模を拡大している。

主催者である都内の機械工具商のトップはこの商談会が今なお健在であることについて、「出展メーカー、主催店、事務局に加え、お客様も巻き込んだ『四位一体』のスクラムが進化させている」と話す。

信頼でつながり、相手を大事にし、自然とWIN-WINを築こうとする人の関係は、考えてみれば過去から日本の財産だったし、今後もそうだ、そう断言したら少しオーバーだろうか。