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オーエスジー、ステンレス・チタン合金用ドリル

メーカー名商品名
オーエスジーステンレス・チタン合金用ドリル「WDO−SUS」

加工硬化や切りくずなどの問題を克服

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 オーエスジー(愛知県豊川市)は、ステンレス・チタン合金用ドリル「WDO−SUS」を開発した。加工硬化や切りくずなどの問題を克服する形状に設計し、高能率条件下で安定加工を可能にした。
 切れ味重視の刃先形状にすることで、切削抵抗を低くし、加工硬化を抑制した。ドリル自身の工具寿命だけでなく、次工程で使用するタップやリーマの延命化にもつながるという。熱伝導率の低い材料対策として、マージンと穴壁面との接触面積を「可能な限り小さく」し、切削点で発生する熱を抑えている。
 切削温度の上昇を防ぐために、特殊形状のオイルホールを採用。従来のドリルに比べて流速を約2倍に引き上げ、切削熱を素早く除去する。クーラント液の吐出量も上がったことで、切りくず排出性が向上している。
 工具に溶着しやすいステンレス鋼の特性にも着目。超硬母材との密着強度が高いコーティングを採用し、溶着による突発的損傷を発生しにくくした。
 切りくずについても炭素鋼に比べて大きく伸びやすいことから、CAE解析で穴の内部で起こっている現状を分析。切れ刃の形状と溝形状を最適化した。SUS304の穴加工では、他社の超硬ドリル(油穴付き・汎用)に比べて2倍前後の耐久性を示したという。