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サンドビック、デジタル戦略を強化

年内にセンサ内蔵工具発売

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 サンドビック(コロマントカンパニー)は切削工具のデジタル戦略を強化する。ツールパス用ソフトウェアやツールライブラリなどで構成する「CoroPlus」の新たなメニューとして、長尺内径旋削の加工状況をリアルタイムに把握できるセンサ内蔵工具を2019年第2四半期に日本で発売する。
 「Silent Tools Plus」の名称で発売する。突き出しの長い加工に使用する防振工具にセンサを内蔵させた。熟練工が切削音や切りくずで判断していた部品内部の加工状況をモニタリングし、Bluetoothでデータ発信。タブレット端末に振動や面粗さなどを表示することで、予防保全や問題解析・改善に役立てる。
 アジアで発売するのは日本が初めて。欧米ではすでにリリースしている。日本法人のマイケル・エネベリ社長は、「航空機、石油、ガス産業を想定している。とくに難削材の加工にメリットがある。深い内径旋削というピンポイントながら説明しやすい製品。日本でも十分なポテンシャルがある」と自信を見せた。
 センサ内蔵工具の第2弾として、回転工具「Coromant Capto DTH Plus」も19年内に発売する予定。振動、温度などを測定し、適切なメンテナンスとホルダ損傷による生産停止回避を図る。
 技術製品開発部の河田洋一部長は「加工時、刃先に近いところでモニタリングできるところに意味がある。センサ内蔵の切削工具は、サンドビックがオンリーワンであると自負している」と話していた。

(2019年2月25日号掲載)