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DMG森精機、アマダの旋盤事業を譲受

 DMG森精機(森雅彦社長)は10月27日、アマダの100%子会社であるアマダマシンツール(神奈川県伊勢原市)の旋盤事業を2015年4月1日付で譲り受けると発表した。譲り受け価格は今後の交渉で決定する。
 DMG森精機はグローバル規模で各種工作機械の製品群を備えているが、超高精度小型旋盤として評価の高い旋盤事業を譲り受けることで、さらなる製品の品揃えと共に、販売・エンジニアリング・サービス体制網等の経営資源を活用することで、事業価値を向上できるとして決断。森社長は、「今後は、DMG森精機ワシノを設立し、小型旋盤事業の専門会社としてワシノブランドを継承していく」との方針を示した。
 本社および営業・サービス部門は名古屋に置き、生産はDMG森精機の奈良事業所で行う計画。現有設備で対応可能で、資産効率の向上を図るという。また、開発、生産、販売、エンジニアリング、サービス等の100人強の人員をアマダマシンツールから受け入れる。

■独露に生産新拠点
 「世界最適生産で、2014年の生産台数は1万2000台の見込み。15年には10%アップ、16年には1万3000台を目指す」―。
 DMG森精機の森雅彦社長と、独DMG MORI SEIKIのルーディガー・カピッツア最高経営責任者(CEO)は、JIMTOF開幕前日の29日、東京都内で共同会見し、グローバル生産の拡大と新生産拠点等の計画を明らかにした。
 新拠点では、今年12月に1000平方mのショールームを備えた「欧州ヘッドクォーター」をスイス・ウインタートゥールに開設するほか、ドイツ・ヴェルナウに総面積4万7000平方mの新テクノロジーセンターを設ける。同センターは1万2000平方mの生産物流エリア、4750平方mのプロジェクトエリア(ライン生産あるいはセル生産方式による機械組立)を備えた工場で、森社長は「自動車向けの生産システムを提案する」と述べた。一方、ロシア工場は独DMG主導で建設を進めており、「来年7月から8月から本格稼動を始め、月30台を生産する計画」(カピッツアCEO)とした。
 また、森社長は、同社のXシリーズのグローバル累計生産台数が1万台を超えたことを明らかにしたのに続き、経営統合の成果についても、「提携時の09年には両社で300機種あったが、現在では200機種に、17年には100機種にする」との見通しを語った。