News

オークマ、江蘇省に生産拠点設立へ

今秋稼動、月産10台から

23500

 オークマは、中国・江蘇省に工作機械の生産子会社「大隈(常州)机床有限公司」(OCC)を立ち上げる。今年6月に設立、10月に操業を開始する予定。資本金8・8億円はオークマが全額出資する。
 4月12日付けで武進国家高新技術産業開発区管理委員会との投資協定に合意した。同開発区は上海から西へ約160km、高速鉄道で約1時間の場所に位置しており、「日系企業では、ロボット、自動車、自動車部品、機械設備などの製造業を中心に進出している」という。既存建屋の一部を賃借し、内部を改修した上で工場として利用する。
 「GENOSシリーズ」の横形CNC旋盤と立形マシニングセンタを計6機種生産する。月産10台の規模から開始し、20年に40台、22年には75台まで引き上げる予定だ。同シリーズのさらなる拡販に向け、短納期対応、価格競争力の向上、エンジニアリング力強化を図る。
 段階的に組立作業を増やしていく「セミノックダウン生産」を採用する。初期段階は台湾の生産子会社から完成に近い状態の機械を輸入。日本からNC装置の供給を受け、OCCでの組立作業は周辺機器の取り付けなど限定的な内容にする予定という。
 現地調達率も段階的に引き上げる計画で、21年には金額割合で約70%の部品・ユニットなどを調達する。生産した工作機械の販売先は中国市場に限定し、上海の販売子会社が販売・サービスを担当する。

(2019年5月15日号掲載)