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THKと東急建設、建設現場搬送ロボット開発

段差、複雑経路も走行可能

 THK(寺町彰博社長)と東急建設(寺田光宏社長)は、建設現場の資機材搬送を自動化するロボットを共同開発し、実証実験を開始した。
 深刻な労働力不足が顕在化している建設業界。だが工事の進捗状況によって変わる作業現場における自動化は難しいとされてきた。両社が開発中の搬送ロボットは、段差や狭小通路、刻一刻と変化する工事現場にも対応できるよう、THK独自の自律移動制御システム「SIGNAS」を搭載。ロボットに搭載したステレオカメラで、経路周辺に設置したサインポストの距離と方位を計測し、目標経路を走行するよう軌道修正しながら移動する。
 「経路の設定はサインポストを設置するだけなので、プログラミングの知識が無い現場作業者でも、搬送経路の設定が簡単に行える」(THK)。
 都内の大規模マンション工事現場における実証実験では、同ロボットが台車に載せた資材を牽引しながら鉄板の段差を乗り越えたほか、周辺物の配置が変化しても安定した走行を見せた。「現場で多く使われている平台車を牽引でき、最大で1㌧までの資材を運べる」(同)。
 今後は段階的に試験導入の範囲を拡げ、2020年春の商用化を目指す。また、商用化にあたっては、建設現場に導入しやすいようレンタルでの提供を予定している。