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ブラザー工業、ローディングシステム「BV7-870」

Sler負担、費用削減提案

 ブラザー工業は6月4日に刈谷工場で開催した新製品発表会を皮切りに、ローディングシステム「BV7-870」の本格的な提案を開始した。最大可搬重量は7キログラム。コンパクトマシニングセンタ「SPEEDIO」の専用オプションとして量産体制が整ったことから発売に踏み切った。
 4軸垂直多関節アームによるワークの着脱に特化した。工作機械側面に設置し、アーム部分だけで幅300ミリに抑えている。左右どちらにでも設置可能(両側の同時設置は不可)。ローディングシステムの走行軸で側面扉を自動開閉する構造とした。
 SPEEDIOの制御盤にコントローラを内蔵することで、さらなる省スペース化を図った。NCとの配線を不要にし、信号内部接続を済ませた状態で納品する。機内に配管・配線を収納した設計で、ハンド用バルブも標準搭載している。
 同時開催したセミナーでは、「システムインテグレータの分担領域を減らすことで、コスト削減と納期短縮を可能にした。自動扉や架台も不要なので、検討内容が(対象ワークなどで変わる)治具やハンドなどの周辺機器だけになる。構想設計や設置、組立などのシステムインテグレーション費を大幅に抑えることで一般的なロボットシステムに比べて半額程度になるはず」と説明していた。
 教示作業にはティーチペンダントを使用。プログラム作成・管理は「主にPCソフトウエアで行う」という。会場では周辺機器を含めたシステム提案例として、ワークの待機場所に使用するパレット(=写真)とコンベアの2種類を展示した。
 マシナリー事業・産業機器事業担当の星真執行役員は、「日本市場から先行して売り出す。こういった形で自動化提案するのは当社にとって初めて。習熟させた上で海外での提案を進めていく」と話していた。