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シナノケンシ、新ブランド「ASPINA」発表

ロボット・医療・5G分野を開拓

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 産業機器・家電向けモータやモジュールを開発・製造するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は6月12日、都内で会見を開き、9月から本格展開予定の新コーポレートブランドを発表した。新ブランド名は「ASPINA(アスピナ)」。同社のルーツでもあるSilk Spinning(絹糸紡績)やモータのSpin(回転)を「A」で挟んだ造語で、同社では「A級の製品をお客様と一緒に紡ぎだすブランドであることを表した。Aspire(熱望する)の意味も込めている」と言う。
 同社は昨年、創業100周年の節目を迎えた。新ブランドは次の100年に向けて立ち上げたもの。長期的な新戦略として同社は、「ロボット・医療・福祉・高速通信分野などの新規分野でポンプ・ファン・減速機付きモータなどを使った問題解決力と提案力を一層高め、モータ技術をベースとした『動き』のソリューションを加速する」と説明した。グローバル市場への展開も進める。海外現地法人でも「ASPINA」の新ブランドを浸透させ、潜在顧客の認知度向上を目指す。
 同社のモータ製品群は「小・軽・静」が強み。今後は「モータ単品のみならず、ソフトまで含めたシステム・モジュール製品の提案を強化したい」という。5G関連では携帯電話の基地局・サーバなどの冷却モータやアクチュエータの提案を強化する。医療関連では既に酸素濃縮器向けの小型・静音コンプレッサで販売実績があるほか、ロボット関連では新開発のハンドを近く発表する予定だ。

(2019年6月25日号掲載)