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三菱電機、東日本メカトロニクスフェア

放電、ファイバー加工新機種披露

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 三菱電機は6月20、21の両日、埼玉県の東日本メカトロソリューションセンターにおいて、自社展「メカトロニクスフェア2019東日本」を開催、約700人が会場に足を運んだ。
 新機種で注目を集めたのが、5月に発売された油加工液仕様のワイヤ放電加工機「MX900」。超高剛性リニアガイドと高推力シャフトリニアモーターを組み合わせることで、軸振動をサブミクロンレベルまで低減し、高精度加工を可能にした。土台部分は従来機種より約50%高重量の高剛性鋳物を採用することで、歪みや経年劣化による機械変位を抑制する。
 さらに機械本体と加工電源の熱源を分離したことや、独自の制御技術「サーマルバスター」の搭載で機械変位を抑制、「加工液温を機械温度と同調制御するので、長時間でも安定した高精度加工ができる」。自社製サーボモータ、サーボアンプを搭載し、ワイヤ送り速度の安定化と位置変動抑制により、狭小ピッチの微小多数穴に対しても安定したワイヤ自動供給を可能にした。
 本体脇に設置された19インチの大型液晶タッチパネルは操作性も高く、「はじめて放電加工機を使う方でも感覚的に操作してもらえる」という。主に「需要が急増しているモータコア向け金型から多くの強い引き合いを頂いている」(同社)という。
 また、4月に発売された世界初のAI搭載ファイバーレーザ加工機「GX−F」による加工実演にも多くの来場客が足を止めた。「センサーが加工中の光や音のデータを収集し、加工速度や出力条件を自動調整するので、熟練工の目や耳に頼っていた部分を補完できる」という。三菱電機ではこの自動化・知能化したファイバーレーザ加工機を「第三世代」と位置づけ積極的にセールスしていく構えで、年間300台の生産を見込んでいる。

(2019年7月10日号掲載)