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ABB Paint Day2019を開催

ロボットと塗装機、トータルで提案

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 ABBは7月8~12日に静岡県島田市のテクニカルセンターで「ABB Paint Day2019」を開催した。「未来の工場、未来の塗装」をテーマに、ロボットから塗装機、塗装技術に至るまで、塗装のロボット化をトータルで提案した。同社のロボティクス事業部の中島秀一郎事業部長は「塗装分野でも『日本一、面倒見の良いロボットメーカー』を目指す。ティーチングレス(シンプル化)、協働化、デジタル化を軸に製品開発を進めたい」と話した。
 会場ではIoTに対応した内部印加型の水性塗料用塗装機「RB1000i︱WSC」の提案に力を入れた。RFIDと振動センサーにより、塗装機器の状態を把握でき、ベルカップなどの部品ごとの交換時期がわかるのが特長。同社では「塗装機のIoTは世界初」と自信を見せる。機能面でも、エア消費量低減のほか、塗装機の洗浄を自動化するなど先進性を付加し、「中国では(環境保護の観点から)水性塗料の使用が義務付けられている。今後、水性塗料の需要は増えていくだろう」と見込む。
 また、熟練工の動きをオフラインで簡単にティーチングできるシステム「SRP」のデモにも注目が集まった。スタッフが専用のコントローラーであるティーチハンドルを用いて実際の塗装と同じ動作をすると、軌跡・速度が瞬時にロボットに伝えられ、ロボットが同じ動きを再現してみせた。同社では「特に複雑形状の立体物の塗装で性能を発揮できる。立体物をなぞるだけで簡単にティーチングできるので、少量多品種生産に向く」とした。
 そのほか、協働型ロボットパッケージによるシーリング工程のデモや、3DやVR(仮想現実)によるロボットシミュレーション「ロボットスタジオ」の紹介も行った。

(2019年7月25日号掲載)