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今号(8月10日号)より

ロボットメーカーを誘致するより、ロボットを使いこなすための技術研究とシステム設計ができる人材の育成がより重要だ――とは、タイはバンコクの郊外にあるキングモンクット工科大学で産業用ロボットの研究機関を立ち上げたシット・ラウワッタナ教授。一方で日本も、産業用ロボットを普及させるには、ロボットを現場へ最適に導入させるシステムインテグレーター(SIer)こそ、なにより欠かせないとの認識でここまできた。

状況も課題も似通った日本とタイでは目下、SIer同士の連携が海を越えて進みつつあり、この連携の様子を軸に、今号のアジア特集では「タイのロボット産業」を現地ルポで綴った。

タイの東部3県、東部経済回廊と呼ばれる地区などロボティクスに特化したスマートシティ計画も進行中だ。数多い次世代産業プロジェクトを前にして、日・タイのSIerは交流会などを通じ「成果を分かち合おう」と気勢を上げる。

米中貿易摩擦や日韓の関係悪化など、国際情勢は昨今、キナ臭さばかりが目立つが、タイにしても、あるいは台湾にしても、まあいろいろあるとはいえ「長年の信頼関係」が続いている。信頼できる相手と、信頼をベースにして協業関係を続けることが、将来にわたってWIN-WINの果実を生み続けると期待したいし、日タイSIerの連携が、それを証明して欲しいと思う。