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三菱重工が微細レーザー加工機

独自技術で、高速・高精度に精密加工

mitubishi 三菱重工業(工作機械事業部)はこのほど、レーザー加工機事業の製品第一弾となる微細レーザー加工機「ABLASER(アブレーザー)」を開発。東京ビッグサイトで開催された「JIMTOF2014」に出品し、穴あけなどの加工サンプルも提案。同社では、今年度内に販売活動を開始する方針で、幅広い需要開拓を目指す。
 同機は、パルス幅が10ピコ秒以下の短パルスレーザー光を連射する高品質レーザー発振器を採用。精密なレンズやプリズムなどを使いレーザー光を自由に屈折させたり回したりできる光学系の集光ヘッドを搭載している。同社によると、「高いピーク出力で加工部分をアブレーション(蒸発、昇華)させることで、加工面への熱影響を抑制。穴あけでは放電加工を上回る寸法精度を確保し、穴の内径が円錐状に下部ほど広がっている逆テーパ穴や球状穴、楕円球状穴など難しい加工も短時間で可能」という。
 主要構造物には熱変位が少なく防振効果の高い花崗岩を使用。位置決め機構に精密スケールを搭載、従来のレーザー加工機を超える加工精度を達成するという。さらに、5軸制御方式を採用したことで、曲面や複雑形状の加工も容易になったという。

 なお、同社はでは今後、レーザー加工機を工作機械分野での新事業の柱に育成する方針だ。