コラム

2014年11月25日号

 日刊紙一面にGDPショックのデカ文字が踊り、野党の一部からは「アベノミクスの失敗明らか」と速攻でコメント。ショック大好きのマゾ的マスコミにも、ここぞとばかり嵩(かさ)にかかって攻める政治家の品性にもウンざり、げんなりだ▼翌々日あたりからは、株価なども含め少しずつ落ち着きを見せたが、ことある毎に感情的な誹謗や、行き過ぎの悲観がこうも噴出するのは何故だろう。これが日本? 目先の一喜一憂ならぬ「一憂一憂」の情報を見て、読んで、聞かされる側とてたまったものじゃない。まさか「マインドのデフレ」を育てたい魂胆があるわけでもあるまい▼狙ったように輸出が伸びない。見立て以上に増税の反動が長引いている…。誤算はいろいろあり軌道修正や外からの批判が必要としても、アラを虫眼鏡で拡大して相手に突きつけるレベルの政治屋交戦は止めにして欲しい。是々非々、はっきり言える人物はいないのか。国家百年の計の志は消えたのか▼現政権を支持するしないは別にして、停滞していた経済を後押しした実績は確か。押されてエンジンが回り出したら、その先はドライバーの責任、すべて政治につなげて論じるわけにもいかないはずだ▼総選挙の決断を巡ってはキナ臭さも感じるが、争点薄い選挙だけに、逆に各政党の主張と力量の全体像が見えやすいのではないか。そう、お粗末ながら推測する。財政問題を突きつけられながらの難しい政治運営。託せる人物を、しっかり選ぶことだ。