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ダイヘン、干渉に配慮した7軸ロボット

メーカー名商品名
ダイヘン産業用ロボット「アルメガフレンドリーシリーズ」

狙い位置の維持で負担軽減

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 ダイヘン(大阪市淀川区)は、産業用ロボット「アルメガフレンドリーシリーズ」に7軸機を加えた。アーク溶接だけでなく、ハンドリングにも対応できるように可搬量4〜20kgから5機種を開発した。
 溶接トーチ先端や角度などの狙い位置を維持したままロボット姿勢を変えられる構造にすることで、複雑で手間のかかるティーチング作業の負担軽減を図った。7軸目の手動操作に残りの6軸を協調させて動かせるため、「アーム姿勢を気にせず、6軸機に近い感覚で教示できる上、簡単に干渉物を回避できる」(メカトロ事業部企画部)という。 7軸目を回転させてロボットを横に倒す姿勢は、構造物の内側溶接、住宅の総組立工程で想定される柱との干渉を回避しての溶接などに有効。これまで複数台のロボットが必要だった全周溶接にも1台で対応する。
 ロボットの上腕に溶接パワーケーブルを納めた内蔵タイプ(オプション対応可)は、7軸目に中空の減速機を採用。狭い場所の溶接、複雑なワークや治具が周辺にあった場合でも、干渉の可能性を最小限に抑えることで、ティーチングしやすくした。
 7軸ユニット以外の保守部品や溶接周辺機器は、同社製の6軸ロボットと共通のものを使用した。11月4日に6kg可搬のスタンダード機とケーブル内蔵の4kg可搬機、続いて12月1日にロングリーチタイプ(4キロ・6キロ)と20kg可搬機を順次発売し、年間2000台の販売を見込んでいる。 企画部の担当者は、「溶接に最も重要なことはトーチの姿勢。狙いのポイントを外さず、周辺にも配慮することで使い勝手を追求した。『非アーク分野』にあたるワークセッティングや組立工程などのハンドリングも提案していきたい」としている。