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サンドビック、車部品向け実削・講習会

高圧、高能率、高硬材に焦点

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 サンドビックは11月25日、名古屋市名東区のコロマントカンパニー本社で「自動車部品加工テクノロジーシフト」をテーマに、最新工具とアプリケーション技術を紹介する実削・講習会を開催した。8カ国で同時開催する企画として、各セミナー会場と衛星中継で結ぶ場面も見られた。
 製造コスト低減と品質向上が可能な技術として、旋盤加工の切りくず処理改善につながる高圧クーラントを提案した。7〜8MPaの高圧液をチップと切りくずの間に打ち込む加工法で、冷却効果が高まることから、メリットにチップ寿命と切削速度の向上を上げた。
 マーケティング部の河田洋一氏は、「工作機械の標準オプションに高圧対応仕様を揃える動きが出てきた。圧力が高ければ良いというわけでなく、クーラントの泡立ちも考慮しながら、ある程度の圧力で高い効果を出すことが大切」と話した。
 鋼旋削材の高能率加工向けに、超硬チップCVDコーティングの最新技術「Inveio(インヴェイオ)」を紹介。アルミナ層のコーティング結晶を一定の向きに整列させることで、耐摩耗性が大幅に向上するとした。「均一に摩耗するので寿命予測が立てやすい」という。
 さらにギアボックスやベアリングに使われる高硬度材に最適な工具として、小さな切込み角が特徴的な「エクセルチップ」を上げた。ポイントは切りくずを薄くすることで切削負荷が分散し、高送り加工が可能になったこと。内径旋削の加工データを示した上で、時間短縮によるコストダウンだけでなく、工具寿命と面粗さでも効果があったことを説明した。