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大有、コラボ提案で成果着々

マテハンメーカー各社の機能を「つなぐ」

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 1+1を5にしたいネ、そう話すのはマテハンメーカー、大有(東京都江東区)の田中良和社長。ドラム缶のハンドリング機器を主力とした事業は、カスタマイズ対応型で裾野を拡大、さらに昨今は他社とのコラボでシステム提案に力を注ぐ。11月末に東京ビッグサイトで開催された国際粉体工業展では出展テーマを「砕く(くだく)」に絞り、他社と協業して付加価値をつけた提案を行った。
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 ここで「砕く」とは粉体を砕くとの意味。岩塩や黒糖などがそうだが、袋詰めにした後、中身がガチガチに固まってしまうケースは材料によってよくある。ワインの酸化防止に使う亜硝酸ナトリウムなども頑固に固まるそう。これらを入れた袋体やフレキシブルコンテナは搬送後、次工程となる排出・投入時に「ガチガチで中身が出ない」などの問題が頻繁だった。
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 そこで同社では、固まった中身を上下左右から揉みほぐす「ブレーカシリーズ」という装置を5年ほど前から強化。掴む、運ぶ、投入するといった従来技術に付加してソリューションを提示した。
 そして今回の展示会。袋体をバキュームで持ち上げて移載するアムンゼン社(横浜市港南区)のイージーリフトと自社のブレーカ装置を一体化したほか、複数のマテハンメーカーの台車やテーブルリフトを活用、あるいはそこにアイデアを加えて特殊仕様にし、「袋体を持ち上げ」、「載せ」、「砕いて」、「他の容器にスムーズに投入する」までをトータルに提案した。さらに隣で展示したユーグロップ社(大阪市淀川区)とのブースの垣根を一部取っ払い、ユ社が得意な袋体からの排出をうながす「ディスチャージャ」と、自社ブレーカ装置のつながりも見せた。
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 「マテハンメーカー各商品の機能をつなげば、足し算を超えたシステム提案ができる」と田中社長。その実践力が業界でも広く知られてきた。「最終ユーザーのみならず商社の皆さんにも見て欲しい」という。今回は「砕く」をベースにシステム化の価値を示して見せたが、「次なるコラボのテーマもしっかり頭にある」とニヤリ。