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シチズンマシナリー軽井沢本社、「自動化提案会」に746人来場

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 シチズンマシナリー軽井沢本社工場で8月28日から2日間、「自動化提案会」が開催された。2日間合計で、目標の500人を大きく上回る746人が来場した。開会あいさつでシチズンマシナリーの中島圭一社長は「米中貿易摩擦をはじめ景況感は厳しいが、人手不足対策、省力化、新技術に対するニーズは非常に高い。ホットな商談を展開し、ユーザーの生産性向上を支援していこう」と話した。主催の山善からは生産財統括部長の岸田貢司氏があいさつに立ち「投資マインド自体はまだまだ底堅く、5GやEV化に向けた市場拡大にも期待がある。シチズンマシナリーさんの最新加工技術に自動化の魅力を加え、最先端のものづくりソリューションを集中提案しよう」と話した。
 会場ではシチズンマシナリーの主力CNC旋盤各種や切粉を細断できるLFV(低周波振動切削)技術などを披露するとともに、15社の協賛メーカーが自動化・ロボット化を中心とした生産性向上に役立つ技術・製品を幅広く提案した。
 三和ロボティクスでは多軸ロボットを内蔵したパレットローダーシステム「NEXSRT(ネクサート)」でシチズンマシナリーの自動旋盤(BNA42)のワーク着脱、エアブローの自動化を提案。「必要機能をワンパッケージ化し、立ち上げが速い。待ち時間の無駄を省けるほか夜間自動運転も可能になり生産性が大きく向上する」とした。
 ロボットSIerのインフィニティソリューションズでは、KUKAの7軸協働ロボット「LBR iiwa(イーヴァ)」でギヤの嵌め合いデモを披露し、その滑らかな動きが注目を集めた。ワーク位置をリアルタイムに検出しつつロボット全軸に内蔵した力覚センサで当たり具合を確かめ、2つのギヤをスムーズにはめ合わせることができる。KUKA説明員によると「デモの嵌め合い精度は0・15㍉に抑えたが、それ以上の公差域(H6)にも対応可能。ドイツの自動車メーカーではトランスミッションのギヤ組立に実際に採用されている」とした。
 また、同ブースでは米コールドジェット社の洗浄機「マイクロクリーン」も展示。ドライアイスを砕いた粉をエアで吹き付け、その衝撃で樹脂・金属部品のバリ取りに役立つ装置で、「ロボットにノズルやワークを持たせて自動化できる」と提案した。近日発売予定の新機種では0.3ミリ~3ミリまで粉径を調整でき、吹付け圧力などのレシピも保存可能なほか、ネットを介した遠隔保守サポートの仕組みも紹介した。また、東京精密ではマルチセンサ測定機「O−INSPECT」を展示し、「接触式センサと画像センサの両方を備え、様々なワークの測定に対応可能。ロボットを用いた自動化にも対応しやすい」とした。

(2019年9月10日号掲載)