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ダイヘン、溶接システムに新波形

メーカー名商品名
ダイヘン溶接システム「シンクロフィード」

容易なビード調整で時短へ

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 ダイヘンは極低スパッタ溶接システム「シンクロフィード」の新波形制御を開発した。部位の状態に応じた最適なビード形状を容易に調整・設定できるようにしたことで、施工条件の調整時間短縮を可能にした。溶接ロボットパッケージに搭載させて9月から販売を開始した。
 シンクロフィードは溶接電流とワイヤ送給の高速同期制御するシステム。板厚1ミリ以下の薄板が使われるシート部品から、フレームなど十分な溶け込みが必要となる板厚4.5ミリ以下の鋼板まで「スパッタを極限まで抑えて溶接できる」のが特徴。自動車業界を中心に採用されている。
 新波形制御は、ビード形状に起因する溶接電圧の調整範囲を従来比で2倍(3V→6V)に拡大。ギャップに強い厚みのあるビードから狙いずれに強いフラットな幅広のビードまで容易に調節できるようにした。条件調整時間が半減するという。
 最大溶接電流は従来比12%アップの400A。使用率100%(連続使用)での極低スパッタ溶接が可能になったうえ、溶接速度が25%上がった。400A、毎分150センチメートルの高速溶接でも、フラットなビードで十分な溶け込みが可能としている。
 メーカー希望価格は6軸多関節ロボット「FD-B6」とのパッケージで850万円。年間1200台の販売を予定している。

(2019年9月25日号掲載)