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報国エンジニアリング、GRID WALL工法

液状化低減効果が期待できる格子状壁杭状補強工法

 地盤調査・地盤改良のエキスパート、報国エンジニアリング㈱の地盤補強工法「GRID WALL工法」に注目が集まっている。
 同工法は液状化の可能性のある建物下部の地盤を、連続した格子状や壁状に改良して補強する工法。基礎杭が不要で、格子状・壁状に囲まれた地中壁の内側の地盤は変形が生じにくく、「建物下の地盤の液状化低減や仮設構造物の山留め壁として利用でき、建物荷重による地盤沈下防止にも役立つ」(同社技術部)。また、地震時の水平荷重に対しても強固に構造物を守り、幹線道路沿いの住宅の振動対策としても威力を発揮する。
 確実な連続地中壁を実現できたのは、小型三軸撹拌機の開発によるところが大きい。この三軸攪拌機により地盤を削孔しつつ、スラリー状のセメントまたはセメント系固化材を原位置で注入。原位置で土と固化材を混合・撹拌するので孔壁のゆるみや崩壊がなく、掘削残土の発生を大幅に削減できるほか、他工法より工期の短縮を図ることができる。
 また、三軸攪拌機構により完全ラップ施工するので均一に撹拌された連続壁が造成でき、従来の柱列壁工法より遮水性に優れるのも、液状化防止に効果がある要因。小型ベースマシンで、従来工法で不可能だった狭小地での施工も杭長10mまで施工可能にした。格子状連壁グリッドウォール工法として、(一財)日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第14−13号)を取得した。