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超硬材直彫りで金型寿命1.5倍に?

東京鋲螺が日本工業大と研究

 超硬合金の直彫りで硬さも付与できる−。
 超硬材を切削加工だけで仕上げようとする「直彫り」が数年前から注目されているが、そのメリットは加工時間の短縮や手作業を介さないことによる品質の安定化だけではないようだ。扱う材質の9割以上が超硬材というヘッダー・プレス金型など製造の東京鋲螺工機(埼玉県新座市)がそんな効果を11月20日に東京・新宿で開かれた講習会「切削・研削の高付加価値加工」(精密工学会主催)で明かした。
 同社によると直彫りによって金型の寿命を放電加工と比べて1.5倍に向上することができたという。これを顧客に自信をもって提供できるよう2年半前から日本工業大学と共同で研究しており、「直彫り加工を行った物は表面の残留応力が圧縮方向に付与され、硬くなっている」と言う。超硬材質や使用工具の違いで表面特性に差が出るかを検証中だ。