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パナソニック、大阪で溶接新製品発表

高出力機、前後の自動化も

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 パナソニックは10月17日から2日間、FAテクニカルセンター(大阪府豊中市)で溶接機とロボットの新製品発表会を開催した。マルチマテリアル化への対応と溶接前後工程の自動化を中心に提案。ハンドリングのほか、溶接ビード検査とティーチングデータの自動生成が可能な製品(リンクウィズ製)も展示した。
 受付近くに、フルデジタルCO2/MAG溶接機の高級モデル「350VZ1」を置いた。中電流域(160~240A)が得意な機種で、スパッタ発生量を従来機比で30%削減した。「農機、建機、厚めの板金用途で需要を見込んでいる」という。
 高出力機も目立った。電源1台で700Aに対応する厚板構造向けの溶接機のほか、低スパッタが可能なロボットシステム「Super Active TAWERS」から450A対応機を展示した。350Aから引き上げただけでなく、最高溶接速度を50%以上高めたという。狙っている領域は板厚9~12㍉の中厚板。「スパッタ発生量を60%以上減らした」点を実演して見せた。
 マルチマテリアル化に向けた提案として、Super Active TAWERSのアルミ対応ソフトを紹介した。ワイヤ送給の高精度制御とパルスで入熱を抑えるというもの。水冷トーチが必要ながら、溶接開始部の溶け込み確保で自然なビード外観を可能にした。
 溶接前後工程の自動化では、今年6月に発売した可搬重量26キログラムの6軸多関節ロボット「LA―1800」を使用。「中型用途は初めて。トーチとチャックを両方持たせて1台2役にもできる」とした。

(2019年11月10日号掲載)