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ソディック、新開発の放電制御やAI活用

荒から仕上げまで、高精度に

 ソディックはリニアモータ駆動の精密形彫り放電加工機「AL40G/AL60G」を11月1日に発売した。
 新型NC装置「SP電源」の搭載により、新開発の各種放電制御・放電回路を活用でき、荒・中・仕上げの全ての放電加工領域で加工精度・速度・品質向上を実現した。自社製リニアモータ搭載の3軸(XYZ)を通信速度・処理速度の高いSP電源で駆動することにより、サーボ応答性が従来比2倍以上に向上し、高精度の空間位置決めも可能にしている。なお、SP電源は超微細向け形彫り放電加工機「AP30L」向けに開発した独自技術であり、「AP30Lの約2倍のストロークの中型機種(AL60G)にまで、SP電源採用のメリットが広がった」(同社)とする。
 また、新製品では温度変化による影響を最小限に抑える精密補正機能「TH COM(Thermal Commit)」も搭載した。設置場所の温度環境が変化したり、高速駆動した際にも熱変位量を従来機と比較して約2分の1に抑えられる機能であり、同社によると「おおよそ±3℃レベルの設置環境でも高い加工精度を維持できる。長時間連続運転時も加工精度を安定させやすく、自動化ニーズに対応しやすい」と言う。
 さらに、AI条件アドバイザ「LN Pro AI(LN Professional AI)」を標準装備。従来機に比べて加工速度2割向上を実現するなど、初心者でも加工性能を最大限引き出す条件設定が可能になった。
 各軸移動距離、標準価格、生産目標台数はAL40GがX400×Y300×Z270ミリ、税抜1600万円~、年間300台。AL60Gが同600×420×370ミリ、税抜1850万円~、年間200台。主なターゲットはスマホやタブレット端末、精密自動車部品向けの精密金型、精密部品加工など。

(2019年11月25日号掲載)